☆京都モダン建築祭☆
『船岡温泉』編

みなさん、こんにちは!テナントプラザです。

昨年は格別のご恩情を賜り、厚く御礼を申し上げます。

新たな年も変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


さて、今年最初のブログは京都モダン建築祭ルポ第2弾です!

今回は京都市北区にある『船岡温泉』です。

みなさんは普段銭湯に行きますか?

恥ずかしながら、私はほとんど銭湯に行ったことがなく、今回の建築祭で初めてくらいの感じで足を踏み入れました!ドキドキわくわくです!


ここは、建築祭でも毎年人気のようで、私が着いた頃には行列ができていました!

船岡温泉は大正期に営業が始まり、昭和初期に改装を重ね今の姿になったのだとか。

大正・昭和の空気が今も色濃く残されていて、幅広い年代の方から愛されています。 そのお姿がこちら!

なんとも荘厳な佇まいです。
ぱっと見た感じは旅館のようにも見えますね。

当初は、料理旅館船岡楼の付属施設として建てられたそうです。

看板も渋くて素敵です☆

ではいざ、中に入って行きましょう!

玄関から入り、まず目を引くのが、こちらのタイルです!

こちらの見どころは、なんといっても壁一面に敷き詰められた色鮮やかなタイル☆

マジョリカタイルと呼ばれているそうで、浴室や脱衣所など様々なところに張りめぐらされています☆

こちらのタイルは、『和製マジョリカタイル』と一般的に呼ばれているそうで、大正初めから昭和10年代頃に日本で生産された多彩色レリーフタイルで、近代イギリス製の「ヴィクトリアンタイル」を模倣してつくられたものだそうです♪

横から見たら、ぽこっと立体的になっているのがわかりますね!美しいレリーフです。

お花のモチーフだけでなく、こういったタイルが所々で発見できるとこも見どころですね!

そして、船岡温泉で忘れてはいけないのが、脱衣所の格天井に配された彫刻と立派な欄間です!それがこちら!

こちらの彫刻は、牛若丸(後の源義経)が鞍馬天狗に剣術を習っている様子がモチーフ なんだそうです!

そして、そのすぐ下に欄間が。


写真では少しわかりにくいですが、こちらは上海事変の様子をテーマにした欄間だそうです。確かによく見れば、船や大砲のようなものがうかがえます。

その他にも脱衣場を囲む欄間には、葵祭や上賀茂神社の賀茂競馬、今宮神社の神輿など祭礼が多く取り上げられている そうです!

そして、タイル張りの渡り廊下の先にある浴室がこちら!

中に入ってビックリしたことは、天井の高さと広さです。銭湯ってこんなに広いんですね!

銭湯初心者の私には、比較するものがなくて、恐縮ですが、至るところに大正、昭和の趣が色濃く残っている銭湯なんだろうなと感じるものが所々に見受けられました!

船岡温泉は日本で初めて『電気風呂』を導入したのだそう。その他にも、ジェットバスやくすり風呂などのお風呂がありました!

天窓からは光が入り、室内全体が明るいですね!こんなに明るいと少し恥ずかしい気もします笑

私的には、この可愛らしい窓がお気に入り♪

この窓から光が入って、それが水面に映るんです♪

写真では、うまくお伝えできないので、気になる方は、是非ご自身の目で確認しに行ってみてください☆

そして、実はここ!露天風呂もあるんです!

日光が入り込んで、とても解放的です!水に濡れると七色に変わるという『貴船石』が露天岩風呂に使われています。

ちなみに、この龍のお口からお水が出ます。水風呂なんだそう。

浴室までは渡り廊下を渡っていくのですが、石造りの欄干がありますよね。


これ実は、市電開通のために取り壊されることになっていた 千本鞍馬口にあった『菊水橋』を譲り受け、移築したものなのだとか。 なんとも粋ですね!

最後にご紹介しきれなかった細部を☆

唐破風が残る数少ないお風呂屋さん♪

船岡温泉は、今も現役で営業されています!入浴料金を支払えば、内部を実際に見ることができます☆

営業時間中は写真こそ撮ることはできませんが、このブログで、興味を持たれた方は、是非ご自身の目で見ていただきたいです!素晴らしい登録有形文化財です☆

船岡温泉のリンクは下記から☆

船岡温泉 | 船岡温泉


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